Chapter5 塗装プロジェクト仕様書
学習目的
- 仕様書の定義理解
- 仕様書構成要素理解
- 施主とインスペクターの関係
- 品質管理責任の理解
塗装仕様書とは
- 施工範囲を定義する正式技術文書
- 「何を・どこで行うか」を規定
- 施工方法は通常施工者責任
- 品質トラブルの多くは仕様不明確が原因
悪い仕様例
→ 「清掃して良い塗料で塗装」
= 入札不可・品質保証不可
仕様書の典型構成
- 作業範囲
- 用語定義
- 参照規格
- 安全要求
- 素地調整
- 塗装材料
- 膜厚基準
- 検査方法
- 記録要求
仕様書 → 現場品質の関係
仕様明確
↓
施工判断一致
↓
検査基準一致
↓
品質安定
↓
LCC最小
素地調整の重要性
- 塗装不良の60〜80%原因
- Sa2.5 / SP10等の明確指定が必要
- アンカープロファイル管理必須
- 露点管理条件も仕様化
素地不良 → 密着低下 → ブリスター → 剥離
膜厚仕様の必要性
- 各層DFT範囲指定
- 総膜厚管理
- ストライプコート規定
- 補修厚み基準
膜厚不足 → 腐食寿命指数関数低下
インスペクターの役割
- 仕様適合確認
- 環境条件測定
- 施工逸脱報告
- 品質記録作成
仕様書
→ 品質ロードマップ
プレジョブ会議の目的
- 仕様の曖昧点解消
- 責任範囲明確化
- 検査手順合意
- 安全ルール共有
問題は現場前に潰す
= 品質コスト最小化
重要まとめ
- 仕様書は品質の設計図
- 検査は仕様準拠確認
- 曖昧仕様は事故要因
- 素地調整と膜厚が寿命支配